BRMSとは
初めてBRMSという言葉を聞かれる方もいると思いますので、最初にBRMSをご紹介したいと思います。BRMSはビジネスルールマネジメントシステムの略でして、業務プロセスのルールを基幹システムとは切り離し、「ルールエンジン」で管理するシステムを指します。それにより、ルールの変更を柔軟かつ効率化することができ、企業の製品、サービスの変更やリリースを柔軟に行うことができるようになります。この変更や管理プロセスが効率化されるため、全体の運営コストも大幅に削減されることから、大手企業を中心に注目を集めています。
BRMSの導入イメージをご覧になられたい方は以下の事例をご覧ください。
損保ジャパン様導入事例
https://www.innorules.co.jp/sun-bao-shiyahanyang-nodao-ru-shi-li
JCOM株式会社様導入事例
https://www.innorules.co.jp/jcom-zirei
このBRMSの代表的なソリューションの一つが「INNOプラットフォーム」になります。
「INNOプラットフォーム」はルールエンジンソリューションの「InnoRules」と商品構成と業務ルールを統合管理する「InnoProduct」で構成されています。

「INNOプラットフォーム」については以下のページをご覧ください。
INNOプラットフォームとは
組織や企業の「ビジネスルール」を業務アプリケーションから切り離して、「ルールエンジン」によって、ビジネスルールを登録・管理・実行するシステムです。
https://www.innorules.co.jp/innoplatform
BRMSが基幹システムのシステム改修コストを軽減し、レガシーシステムが生まれにくくする
そもそも基幹システムのリプレイスコストがなぜ高くなるかという話ですが、1つに2025年の崖に代表する詳しい技術者が少なくなり、人件費が高くなるというものがありますが、ビジネスルールが長年継ぎ足し継ぎ足して複雑化しており、業務処理のシステムも長年継ぎ足し継ぎ足して複雑化しているため、二重で複雑化しているためです。
そしてBRMSはビジネスルールと業務処理をアンバンドルするので、システム改修が容易になる特徴があります。つまり、基幹システムのリニューアルの際にBRMSを導入すると、ビジネスルールはBRMSで対応すればよく、BRMSがビジネスルールの複雑化を減少させるため、基幹システムの業務処理部分もシンプルになります。それにより、基幹システムの改修コストは減少し、さらに次の基幹システム改修コストもビジネスルールがBRMSで別管理になっているため、減少します。
改修コストが軽減されることで、レガシーシステムが生まれにくくなります。
最後に日本のレガシーシステムの状況をご紹介します。
レガシーシステムが残っている企業が63.5%
基幹システムに関してはレガシーシステムの存在割合は、3 年間でほとんど変化がみられていません。

※企業IT動向調査報告書2024「図表8-3-1 レガシーシステムの対応状況」(一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)調査)
調査対象:東証上場企業とそ れに準じる企業の計 4500 社 回答数976社
https://juas.or.jp/cms/media/2024/04/JUAS_IT2024.pdf
さらにこの3年間でレガシーシステムに対する対応について「未実施・対応予定なし」の割合が増加傾向にあります。

※企業IT動向調査報告書2024「図表8-3-4 基盤改革の取組み状況」(一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)調査)
調査対象:東証上場企業とそ れに準じる企業の計 4500 社 回答数976社
https://juas.or.jp/cms/media/2024/04/JUAS_IT2024.pdf
このように、日本ではかなり多くのレガシーシステムが残っていることがわかります。
特に商品管理系でレガシーシステムをお持ちの方は、ここに書かれていることが皆様の会社でも効果が出るかどうか是非、ご確認ください。ご説明の機会をいただければ、BRMSの導入効果を証明できると思います。
ご説明のご依頼は以下のフォームよりお願いします。
https://www.innorules.co.jp/contactus